日本昔話・その5
19・20日は秩父の川瀬祭りです。前回予想(7/9記事)の通りに「あめ薬師」が良い
天気だったのであいにくの雨になってしまいました。しかも台風6号が接近中。
明日は川で神輿洗いの儀式があるのですが出来るのかな?

又、綺麗なお姉さん・jazzシンガーです。
左がダイアナ・クラール 右がakiko 日本人ですよ
ブランディかウイスキーをチビチビやりながら聴きたい音楽ですがモッパラ焼酎が多いです。
こんにちは 秩父つれづれ日記・ヨッシーです。
「蛍のお尻は何故光る」 峰 正春
秋も深まる十五夜の晩。長右衛門はお呼ばれのお月見から帰宅したがご機嫌ナナメです。
「ホタルめ折角の良縁というのにワガママを言いおって。しかしまぁ良い、親のひいき目
で見てもあれだけの器量良し。これからいくらでも良い話しがあるだろう。それより
腹が立つのはヒカルの奴じゃ。ア奴め儂が世話をしてやろうという縁談を断りおった。
しかも、儂の2号さんにしたいくらいくらいのベッピンの娘をだ。屋敷内で暮らす
ように言っても未だに河原の小屋なんぞで気ままに暮らしておるし」
先ほどの帰り道、夜道の提灯持ちをさせつつ、その道すがらヒカルに縁談の話しを
持ちかけてにべもなく断られた事にまだ腹の虫が治まらなかった。
「誠にありがたきご主人様のお気遣い恩にきまする。しかし拙者、すでに心に決めた
女性がおりまする」
「ホー!!誰じゃそれは?儂の知っておる女子か?」
「ハイ、ですが拙者とは余りにも身分が違いまする故、メオトになるなど叶わぬ夢で
ございます」
「何を弱気な事を言っておる。お主らしくもない。かまわぬから強引に奪ってしまえば良い
ではないか。それが漢気(オトコギ)というものよ。ソチのそういう強引なところが儂は気に
いっておったのに」
このあとの煮え切らぬヒカルにイライラしていたのだ。
な~んにもわかってないのね(笑)お父ちゃん。
ホタルちゃんとヒカル君、周囲に絶対ばれないようにその後もヒカルの小屋で逢瀬を重ね
ました。ですが長続きするわけないですね~
翌年、また七夕の季節となりました。禁断の恋をしているせい?ホタルは益々美貌に磨き
がかかり、ついには朝廷の血統をダイレクトに継ぐ名家中の名家からお声が掛かります。
このチャンスを長右衛門は逃すわけにはいかない。
「今度という今度は首に縄を付けてでもホタルを嫁にだす」固い決意を娘に告げます。
こうなればもう駆け落ちしかないですよねぇ
「ヒカル、私を連れて逃げて」
ふたりは七夕前夜、手に手をとって駆け落ちを決行いたしました。
しかーし・・・どうも娘の挙動が怪しいと、警戒していたお父さん、ホタルに内緒で付き人に
見張らせてました。
「ウウー
依りによってヒカルが相手だったとは、なんたる不覚。それにしても
これまでの恩をこのような仇で返すとはア奴、生かしてはおかぬぞー」
激高、怒りも頂点に達した長右衛門は使用人総動員いや、近隣の民、全てに号令を掛けた。
「ヒカルの首に黄金100枚の賞金を遣わすぞー」
ふたりの運命も最早これまで 森を抜け野を駆けての逃避行を10日間。食料は底を尽き、
ついには追っ手に見つかってしまいました。
「姫、あなたはお戻り下さい。よもや娘のあなたには危害は及ばぬでしょう」
「イヤじゃ、ヒカルの居ない人生など死んだも同然、この世で添えぬならせめてあの世でそなた
と添い遂げるるのじゃ」
追い詰められた崖っぷち、遥か眼下は鵜飼いの漁をした川の上流で深い淵となっております。
ふたりはこの淵へ身を投げた。離ればなれにならぬように固く縄で縛り合い、且つ、ヒカルは
大きな岩を抱いていた。
哀れ 若いふたりは川の流れの藻屑と消えていったのです。
お仕舞い・・・
ってオジサン・・・タイトル・タイトル
何か忘れてませんか?
オーそうだった
「蛍のお尻は何故光る」ですよね
実はホタルとヒカルの出逢いより、ふたりの熱~い恋をジイ~っと見守っていた
スターが居るんですよ!! ダーレだ?
ヒント① ふたりの出会いと結ばれたとき 季節に深~い関係があります。
② すでに半分答えを3行上で言っちゃってます。
答え 織姫様
そうです。七夕の織星です。はるか空の上から最初はメロドラマでも鑑賞するように
見ていたんですね。しかし余りにもふたりの恋が可哀想で・・・自分と牽牛の境遇に
似ていて涙なくして見ていられない。しかも自分たちは天帝に引き裂かれたとはいえ
年に一度は逢うことが叶う。下界の事とはいえ放っては置けない。牽牛も同意見です。
「ふたりをどうか救って下さい」天帝に掛け合いました。
そしてふたりに因み、ふたりの魂から蛍という川辺の虫を生み出しました。
ヒカルは鵜飼い漁の名人でした。松明で川を明るく照らし、彼の居場所は何処からでも
すぐに見つけられます。
ふたりが二度とはぐれることのないように雄の蛍のお尻に天の川から星をひとつ貰って
くっ付け、光を放てるようにしてあげました。
仲睦まじいその蛍のツガイは子孫をドンドン増やして、今や日本中の清流に棲むように
なったのです。
だから川を汚しちゃダメだぞう
今度こそオアトが宜しいようで
天気だったのであいにくの雨になってしまいました。しかも台風6号が接近中。
明日は川で神輿洗いの儀式があるのですが出来るのかな?

又、綺麗なお姉さん・jazzシンガーです。
左がダイアナ・クラール 右がakiko 日本人ですよ
ブランディかウイスキーをチビチビやりながら聴きたい音楽ですがモッパラ焼酎が多いです。
こんにちは 秩父つれづれ日記・ヨッシーです。
「蛍のお尻は何故光る」 峰 正春
秋も深まる十五夜の晩。長右衛門はお呼ばれのお月見から帰宅したがご機嫌ナナメです。
「ホタルめ折角の良縁というのにワガママを言いおって。しかしまぁ良い、親のひいき目
で見てもあれだけの器量良し。これからいくらでも良い話しがあるだろう。それより
腹が立つのはヒカルの奴じゃ。ア奴め儂が世話をしてやろうという縁談を断りおった。
しかも、儂の2号さんにしたいくらいくらいのベッピンの娘をだ。屋敷内で暮らす
ように言っても未だに河原の小屋なんぞで気ままに暮らしておるし」
先ほどの帰り道、夜道の提灯持ちをさせつつ、その道すがらヒカルに縁談の話しを
持ちかけてにべもなく断られた事にまだ腹の虫が治まらなかった。
「誠にありがたきご主人様のお気遣い恩にきまする。しかし拙者、すでに心に決めた
女性がおりまする」
「ホー!!誰じゃそれは?儂の知っておる女子か?」
「ハイ、ですが拙者とは余りにも身分が違いまする故、メオトになるなど叶わぬ夢で
ございます」
「何を弱気な事を言っておる。お主らしくもない。かまわぬから強引に奪ってしまえば良い
ではないか。それが漢気(オトコギ)というものよ。ソチのそういう強引なところが儂は気に
いっておったのに」
このあとの煮え切らぬヒカルにイライラしていたのだ。
な~んにもわかってないのね(笑)お父ちゃん。
ホタルちゃんとヒカル君、周囲に絶対ばれないようにその後もヒカルの小屋で逢瀬を重ね
ました。ですが長続きするわけないですね~
翌年、また七夕の季節となりました。禁断の恋をしているせい?ホタルは益々美貌に磨き
がかかり、ついには朝廷の血統をダイレクトに継ぐ名家中の名家からお声が掛かります。
このチャンスを長右衛門は逃すわけにはいかない。
「今度という今度は首に縄を付けてでもホタルを嫁にだす」固い決意を娘に告げます。
こうなればもう駆け落ちしかないですよねぇ
「ヒカル、私を連れて逃げて」
ふたりは七夕前夜、手に手をとって駆け落ちを決行いたしました。
しかーし・・・どうも娘の挙動が怪しいと、警戒していたお父さん、ホタルに内緒で付き人に
見張らせてました。
「ウウー

これまでの恩をこのような仇で返すとはア奴、生かしてはおかぬぞー」
激高、怒りも頂点に達した長右衛門は使用人総動員いや、近隣の民、全てに号令を掛けた。
「ヒカルの首に黄金100枚の賞金を遣わすぞー」
ふたりの運命も最早これまで 森を抜け野を駆けての逃避行を10日間。食料は底を尽き、
ついには追っ手に見つかってしまいました。
「姫、あなたはお戻り下さい。よもや娘のあなたには危害は及ばぬでしょう」
「イヤじゃ、ヒカルの居ない人生など死んだも同然、この世で添えぬならせめてあの世でそなた
と添い遂げるるのじゃ」
追い詰められた崖っぷち、遥か眼下は鵜飼いの漁をした川の上流で深い淵となっております。
ふたりはこの淵へ身を投げた。離ればなれにならぬように固く縄で縛り合い、且つ、ヒカルは
大きな岩を抱いていた。
哀れ 若いふたりは川の流れの藻屑と消えていったのです。
お仕舞い・・・

ってオジサン・・・タイトル・タイトル

オーそうだった


実はホタルとヒカルの出逢いより、ふたりの熱~い恋をジイ~っと見守っていた
スターが居るんですよ!! ダーレだ?
ヒント① ふたりの出会いと結ばれたとき 季節に深~い関係があります。
② すでに半分答えを3行上で言っちゃってます。
答え 織姫様
そうです。七夕の織星です。はるか空の上から最初はメロドラマでも鑑賞するように
見ていたんですね。しかし余りにもふたりの恋が可哀想で・・・自分と牽牛の境遇に
似ていて涙なくして見ていられない。しかも自分たちは天帝に引き裂かれたとはいえ
年に一度は逢うことが叶う。下界の事とはいえ放っては置けない。牽牛も同意見です。
「ふたりをどうか救って下さい」天帝に掛け合いました。
そしてふたりに因み、ふたりの魂から蛍という川辺の虫を生み出しました。
ヒカルは鵜飼い漁の名人でした。松明で川を明るく照らし、彼の居場所は何処からでも
すぐに見つけられます。
ふたりが二度とはぐれることのないように雄の蛍のお尻に天の川から星をひとつ貰って
くっ付け、光を放てるようにしてあげました。
仲睦まじいその蛍のツガイは子孫をドンドン増やして、今や日本中の清流に棲むように
なったのです。
だから川を汚しちゃダメだぞう
今度こそオアトが宜しいようで
スポンサーサイト