小鹿野 昭和の街
前回の記事、両神荘「薬師・美人の湯」に浸かり男前と女前(笑)がアップした
熟年夫婦。
今日はその温泉に浸かる前に撮った小鹿野の街並み写真をアップします。

小鹿野町は埼玉県の最西北端に位置しています。
秩父と同じく、昭和の頃は養蚕や機織りが盛んな町でした。
鉄道が通っておらず、交通手段はバスかマイカーのみ、ですから今は過疎化に
悩み、町の人に叱られるかも知れませんが、埼玉県の陸の孤島みたいな町です。

ですがその事を逆手に取って考えれば、埼玉'都民'の住む町(以前ヨッシーが
暮らしていた町もそうです)が駅前開発などと称して折角の歴史を刻んだ街並みを
すっかり破壊してしまい、何処にでもありそうな安っぽい街づくりから逃れ、今でも
明治や昭和の雰囲気を残す素敵な町なのです。

そしてこの町の人たちが大事にしているのが田舎歌舞伎、春祭りや秋の公演を
始め、今では全国から招待され出張公演するほどだそうです。

メインストリートの各商店もそれぞれ歌舞伎の看板を飾り、その思い入れが
伝わってきます。

小鹿野町指定有形文化財の加藤家住宅「常盤屋」生糸商で栄えた豪商加藤恒吉翁が
明治13年に建築したという当時では珍しい3階建て

一般公開していますが、現在もおばあさんが居住しており、見学には
十分な配慮を とにかく外観といい屋敷の内部といい凄い造りです。
今回は玄関のみ入らせて貰いましたが、前回の小鹿野文化祭だったかな
この時は屋敷内全部を開放してくれ、じっくり見学させて頂きました。

もう写真もきりがないからこの辺にしておきますが、川越蔵造りの町並みの
ようにすっかり有名になってミーハー気分で観光するのも否定しませんが、
こんな素敵な街並みが静かに残る小鹿野町も捨てがたい魅力がありますね。

その小鹿野町(旧両神村)出身の女流文学作家 大谷藤子(1903生まれ~1977年没)
の生家前にある文学碑
国民宿舎両神荘の対岸にひっそりと建ってました。
代表作は「須崎屋版画荘」「山村の母達」「谷間の店」「釣瓶の音」など

この旅館は彼女の作品「須崎屋 版画荘」のモデルとなった実在する旅館です。
彼女の作品は図書館で作品集を借りて読みました。
大正から昭和の山村に暮らす農民や女の心情を山村育ちの彼女だからこそ
書けたリアルさがありました。
その殆んどの作品は、貧しくろくに教育も受けられなかった故、物事や出来事を論理的
に思考できず、その場の感情だけで生きた当時の庶民の悲しい作品でした。
「須崎屋旅館」なんて実名で書いちゃって、現代なら完全に名誉棄損で訴えられてます。
ですが現在この旅館は美人で素敵な若女将で評判ですヨー。
一気にダリヤ園まで書こうかと思ったけど、今日は疲れたので
次回のお楽しみでーす。
熟年夫婦。
今日はその温泉に浸かる前に撮った小鹿野の街並み写真をアップします。

小鹿野町は埼玉県の最西北端に位置しています。
秩父と同じく、昭和の頃は養蚕や機織りが盛んな町でした。
鉄道が通っておらず、交通手段はバスかマイカーのみ、ですから今は過疎化に
悩み、町の人に叱られるかも知れませんが、埼玉県の陸の孤島みたいな町です。

ですがその事を逆手に取って考えれば、埼玉'都民'の住む町(以前ヨッシーが
暮らしていた町もそうです)が駅前開発などと称して折角の歴史を刻んだ街並みを
すっかり破壊してしまい、何処にでもありそうな安っぽい街づくりから逃れ、今でも
明治や昭和の雰囲気を残す素敵な町なのです。


そしてこの町の人たちが大事にしているのが田舎歌舞伎、春祭りや秋の公演を
始め、今では全国から招待され出張公演するほどだそうです。


メインストリートの各商店もそれぞれ歌舞伎の看板を飾り、その思い入れが
伝わってきます。

小鹿野町指定有形文化財の加藤家住宅「常盤屋」生糸商で栄えた豪商加藤恒吉翁が
明治13年に建築したという当時では珍しい3階建て

一般公開していますが、現在もおばあさんが居住しており、見学には
十分な配慮を とにかく外観といい屋敷の内部といい凄い造りです。
今回は玄関のみ入らせて貰いましたが、前回の小鹿野文化祭だったかな
この時は屋敷内全部を開放してくれ、じっくり見学させて頂きました。


もう写真もきりがないからこの辺にしておきますが、川越蔵造りの町並みの
ようにすっかり有名になってミーハー気分で観光するのも否定しませんが、
こんな素敵な街並みが静かに残る小鹿野町も捨てがたい魅力がありますね。

その小鹿野町(旧両神村)出身の女流文学作家 大谷藤子(1903生まれ~1977年没)
の生家前にある文学碑
国民宿舎両神荘の対岸にひっそりと建ってました。
代表作は「須崎屋版画荘」「山村の母達」「谷間の店」「釣瓶の音」など

この旅館は彼女の作品「須崎屋 版画荘」のモデルとなった実在する旅館です。
彼女の作品は図書館で作品集を借りて読みました。
大正から昭和の山村に暮らす農民や女の心情を山村育ちの彼女だからこそ
書けたリアルさがありました。
その殆んどの作品は、貧しくろくに教育も受けられなかった故、物事や出来事を論理的
に思考できず、その場の感情だけで生きた当時の庶民の悲しい作品でした。
「須崎屋旅館」なんて実名で書いちゃって、現代なら完全に名誉棄損で訴えられてます。
ですが現在この旅館は美人で素敵な若女将で評判ですヨー。
一気にダリヤ園まで書こうかと思ったけど、今日は疲れたので
次回のお楽しみでーす。
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