みなしごジャックの大冒険
久し振りの創作短編です。
忘れてたけどヨッシーのペンネーム、今夜は「峰 正春」先生(笑)が晩酌を
しながら、そのおつまみのおこぼれをちょうだいとじゃれつくウチのワン公
ジャッキーを題材に書下ろしました。
名付けて
「みなしごジャックの大冒険」です

ボクの名前はジャック、小さいときでよく憶えてないんだけど、どうもボクは
捨て子らしい。
だから母ちゃんのことも元の飼い主のことも今は全然思い出せないんだ。
いまの飼い主、ボクは父ちゃんって呼んでるけど、その父ちゃんやラブラドール犬
の兄ちゃんと遊んでると、時々ボクがこの家の仔になったいきさつを聞かせてくれ
るんだ。
なんでだか知らないんだけど、ボクは生まれてまだ二ヶ月くらいの時に母ちゃんから
無理やり引き離され、車に乗せられて秩父の駅に捨てられちゃった。
もうあたりは真っ暗だし、家への帰り方もわかんないからクーンクーンって泣いて滅茶
苦茶にその辺を歩いてたらしい。その内お腹も空いたし喉も渇いてきちゃった。
「母ちゃーん 助けてよー」いくら叫んでもだーれも振り向いてくれないし、でっかい
野良猫には虐められるわでもうヘトヘトだったんだ。
とうとうボクは力尽きそうになって大きい柱に寄り掛かってたら
「おっ、坊主どうした?迷子かい」ってやさしい声を初めて掛けてくれる人間がいた。
とにかくお腹が空いてたんでその人の手をペロペロしてたらラッキー、おやつを貰えた
よ。でもそれだけ・・・「早く自分ちへ帰んな」って追い払われそうだった。
そしたら「ブウウーン・キキー」って車が僕たちの傍に止まって
「おっ、どうしたんですか、可愛い子犬ですね」って変なオッサンが声を掛けてきた。
それがいまの父ちゃんさ。
「お前、迷子か捨て犬だろ、おじさんが仕事終わるまでここにいたらウチに連れてって
やろうか?」なんて言ってた。
ボクは(やーだよ、母ちゃんのところへ帰るんだい)と思ってその場から逃げたんだ。
そして繁華街をウロウロし、なんだかお肉の焼けるいい匂いがする店のドアの前で
「お肉食いたいなぁ、もう一歩も歩けないよう」ってうずくまってた。
そしたらさっきのオッサンが「みなしご見ーつけた」って追い掛けてきたんだよ。
もうボクは逃げる気力もなくて結局そのオッサンの車に乗せられてなんだかさみしい
山の中のそのオッサンの家に連れて来られちゃった。
そしてビックラこいたのはボクの何倍もあるデッカーイ犬が玄関で尻尾を振ってオッサン
とボクを迎えたことだよ。
もうボクは怖くって思わず尻尾を股の間に挟んで小っちゃくなってたのを憶えてる。
でも図体の割にすごくやさいしい犬だってすぐにわかった。だってボクの顔をぺロペロ
舐めたり、お尻をクンクンしながら「遊ぼう」って言ってくれたんだもん。

それからオッサンの奥さんらしい女の人が出てきて
「どうしたの、Σ(゚∀゚ノ)ノキャーヤダー子犬なんか拾って来ちゃってーどうすんのよー]
とかなんとかその晩は大騒ぎになっちゃった。
今じゃボク、この奥さんのことを「ママリーン」って呼んでるんだけどね。
今夜はもう眠くなっちゃたからこの辺でね。
さーてヨッシー家の家族になったボクの大冒険っていったいどんなことだろうね。
続きは次回のお楽しみだよー
ホントは大好きな父ちゃんと一緒に部屋で寝たいんだけどママリンが許してくんない
から
兄ちゃんと一緒に小屋に行って寝まーす。
おやすみ☆GOODNIGHT☆(;д;)
忘れてたけどヨッシーのペンネーム、今夜は「峰 正春」先生(笑)が晩酌を
しながら、そのおつまみのおこぼれをちょうだいとじゃれつくウチのワン公
ジャッキーを題材に書下ろしました。
名付けて
「みなしごジャックの大冒険」です

ボクの名前はジャック、小さいときでよく憶えてないんだけど、どうもボクは
捨て子らしい。
だから母ちゃんのことも元の飼い主のことも今は全然思い出せないんだ。
いまの飼い主、ボクは父ちゃんって呼んでるけど、その父ちゃんやラブラドール犬
の兄ちゃんと遊んでると、時々ボクがこの家の仔になったいきさつを聞かせてくれ
るんだ。
なんでだか知らないんだけど、ボクは生まれてまだ二ヶ月くらいの時に母ちゃんから
無理やり引き離され、車に乗せられて秩父の駅に捨てられちゃった。
もうあたりは真っ暗だし、家への帰り方もわかんないからクーンクーンって泣いて滅茶
苦茶にその辺を歩いてたらしい。その内お腹も空いたし喉も渇いてきちゃった。
「母ちゃーん 助けてよー」いくら叫んでもだーれも振り向いてくれないし、でっかい
野良猫には虐められるわでもうヘトヘトだったんだ。
とうとうボクは力尽きそうになって大きい柱に寄り掛かってたら
「おっ、坊主どうした?迷子かい」ってやさしい声を初めて掛けてくれる人間がいた。
とにかくお腹が空いてたんでその人の手をペロペロしてたらラッキー、おやつを貰えた
よ。でもそれだけ・・・「早く自分ちへ帰んな」って追い払われそうだった。
そしたら「ブウウーン・キキー」って車が僕たちの傍に止まって
「おっ、どうしたんですか、可愛い子犬ですね」って変なオッサンが声を掛けてきた。
それがいまの父ちゃんさ。
「お前、迷子か捨て犬だろ、おじさんが仕事終わるまでここにいたらウチに連れてって
やろうか?」なんて言ってた。
ボクは(やーだよ、母ちゃんのところへ帰るんだい)と思ってその場から逃げたんだ。
そして繁華街をウロウロし、なんだかお肉の焼けるいい匂いがする店のドアの前で
「お肉食いたいなぁ、もう一歩も歩けないよう」ってうずくまってた。
そしたらさっきのオッサンが「みなしご見ーつけた」って追い掛けてきたんだよ。
もうボクは逃げる気力もなくて結局そのオッサンの車に乗せられてなんだかさみしい
山の中のそのオッサンの家に連れて来られちゃった。
そしてビックラこいたのはボクの何倍もあるデッカーイ犬が玄関で尻尾を振ってオッサン
とボクを迎えたことだよ。
もうボクは怖くって思わず尻尾を股の間に挟んで小っちゃくなってたのを憶えてる。
でも図体の割にすごくやさいしい犬だってすぐにわかった。だってボクの顔をぺロペロ
舐めたり、お尻をクンクンしながら「遊ぼう」って言ってくれたんだもん。

それからオッサンの奥さんらしい女の人が出てきて
「どうしたの、Σ(゚∀゚ノ)ノキャーヤダー子犬なんか拾って来ちゃってーどうすんのよー]
とかなんとかその晩は大騒ぎになっちゃった。
今じゃボク、この奥さんのことを「ママリーン」って呼んでるんだけどね。
今夜はもう眠くなっちゃたからこの辺でね。
さーてヨッシー家の家族になったボクの大冒険っていったいどんなことだろうね。
続きは次回のお楽しみだよー
ホントは大好きな父ちゃんと一緒に部屋で寝たいんだけどママリンが許してくんない
から
兄ちゃんと一緒に小屋に行って寝まーす。
おやすみ☆GOODNIGHT☆(;д;)
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No title
読んでたら、外国映画の ワンコがたくさん出てくる・・・
悪戯好きなワンコの大冒険・・・あれのさ
日本語吹き替えの声が 頭に浮かんだ。
その声で 一気に読め(聞こえ)ちゃったど~♪
映画観た気分。
続き・・・早よ 書いて♪
一番ハマったとこ・・・・マリリ~ン♪
悪戯好きなワンコの大冒険・・・あれのさ
日本語吹き替えの声が 頭に浮かんだ。
その声で 一気に読め(聞こえ)ちゃったど~♪
映画観た気分。
続き・・・早よ 書いて♪
一番ハマったとこ・・・・マリリ~ン♪
花ちゃんへ
夏の間は土間で満足していたウチの二匹のワン公も
最近の冷え込みでまたいつの間にか居間に上り込んでます。
仲良くくっつかって寝ているこいつら見てたら勝手にお話しが
出来上がっちゃいました。
明日また更新するから根気よくお付き合い下さいまし。
最近の冷え込みでまたいつの間にか居間に上り込んでます。
仲良くくっつかって寝ているこいつら見てたら勝手にお話しが
出来上がっちゃいました。
明日また更新するから根気よくお付き合い下さいまし。